防災まちづくり支援システムの開発
防災まちづくりの現場では、「大地震が発生すると、この街はどうなってしまうのか?」「道路や公園を整備すると、どんな効果があるのか?」と聞かれることが良くあります。その問いに対して、「被害率が○%です」とか「不燃領域率が○%向上します」と説明しても、住民の方々に被害状況や対策効果を具体的にイメージしてもらうのは困難です。「何かビジュアルでわかりやすく説明することはできないだろうか?」そんな思いから開発されたのが、防災まちづくり支援システムです。
防災まちづくり支援システムは、平成10~14年度にかけて実施された国土交通省「まちづくりにおける防災評価・対策技術の開発」(防災まちづくり総プロ)の関連研究団体である防災まちづくり共同研究推進会議、防災まちづくり研究会によって開発されましたが、マヌ都市建築研究所は防災まちづくり研究会の幹事会社として、そのプロジェクトの中心的な役割を担ってきました
マヌ都市建築研究所では、現在もこのシステムを効果的に活用しながら防災まちづくりの計画検討や住民協議を進めています。